浴室乾燥機でお風呂時間を快適に!メリット・注意点・交換費用を徹底解説

「毎日のお風呂時間が寒くてつらい」「梅雨や花粉の時期、洗濯物がなかなか乾かない」「浴室にカビが生えやすくて掃除が大変」といった悩みがある方もいるでしょう。

浴室乾燥機を導入すると、「洗濯」「入浴」「お手入れ」のすべてが快適になります。

本記事では、浴室乾燥機の基本機能から選び方、おすすめ機種、お手入れ方法までを徹底解説します。さらに、交換時期の目安や電気代を抑えるコツ、賃貸でも後付けできるのかなど、浴室乾燥機の導入を検討している方が知っておくべきポイントもまとめています。

この記事を読むと、ご自宅に合った浴室乾燥機のタイプが分かり、毎日の洗濯やお風呂時間を快適なものにできます。

毎日の暮らしをもっと心地よい時間に変えていきたい方は、ぜひ参考にしてください。

お風呂の悩みを解決する浴室乾燥機とは?

浴室乾燥機は、以下の機能を1台で担う便利な設備です。

このように、雨の日や花粉の季節でも、浴室を洗濯スペースとして活用できるのが魅力です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

乾燥機能|洗濯も浴室もカラッと乾く

乾燥機能は大きく分けて下記2つの用途があります。

どちらも同じ乾燥モードを使いますが、洗濯物を干すかどうかで役割が変わります。

衣類を干せば衣類乾燥モードとして、何も干さなければ浴室を乾かすモードとして動作するのが特徴です。それぞれの効果を詳しく見てみましょう。

衣類乾燥|天候や花粉を気にせず部屋干し臭を防ぐ

浴室乾燥機を使うと、天気や気温に左右されずいつでも洗濯物を乾かせます。部屋干しと違い湿気がこもらず、部屋干し臭の原因となる雑菌の繁殖も抑えられるのがメリットです。

さらに、春の花粉シーズンやPM2.5(大気中の微細な粒子)、黄砂が気になる季節でも、浴室の中なら外気に触れずに乾燥できます。「花粉症で外に干せない」「部屋が洗濯物でいっぱいになるのが嫌だ」という方にも最適です。

浴室をプライベートな乾燥室として活用できるのが、浴室乾燥機の大きな魅力といえます。

  • プラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。

浴室乾燥|湿気を除去してカビ・結露を防止

浴室乾燥機の「乾燥モード」は、温風と換気のダブル効果で湿気を取り除きます。風を当てながら温度を上げることで、タイルや床に残った水分を短時間で乾かせる仕組みです。

冬や梅雨の季節は湿気がこもりやすく、カビが特に発生しやすくなります。そのような時期は、暖房・乾燥・換気を1台でこなす「LIXIL UFD-212PWA」のような浴室乾燥暖房機が便利です。

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暖房機能|冬場の寒い浴室をやさしく暖める

浴室乾燥機の暖房機能は、メーカーによって「浴室暖房」「予備暖房」など呼び名は異なりますが、どちらも入浴前や入浴中に浴室全体をあたためるための機能を意味します。

入浴前にスイッチを入れておくと、浴室の中はもちろん、ドアを開けておけば脱衣所まであたたかくなります。寒い季節でも快適に入浴できるのがメリットです。

また、暖房機能はヒートショック(急な温度変化で血圧が大きく変動すること)の予防にも役立ちます。特に次のような人にとって、暖房機能は安全で安心な入浴を支える大切な機能です。

ヒートショックを起こしやすい人の例
  • 高齢者や血圧が高めの人
  • 冬の寒暖差に弱い人
  • 小さな子どもを入浴させる家庭

寒い季節のヒートショック対策には、暖房性能の高い200Vタイプがおすすめです。

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暖房機能の仕組みや、設置・電気代の目安をさらに知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

換気機能|湿気やニオイを効率的に排出する

浴室乾燥機の換気機能は、入浴後に残る湿気やニオイを外へ排出するための機能です。窓がない浴室でも、ファンが空気を入れ替え、湿度を下げることでカビの発生を防ぎます。

それでも、排水口のまわりからニオイが上がってくる場合や、換気してもニオイが残る場合は、「整流ブロック」や「防臭キャップセット用パッキン」などの部品を確認してみてください。長年使っていると劣化して気密性が下がり、ニオイが逆流する原因になるため、定期的な交換が効果的です。

涼風機能|夏の入浴を快適にする送風モード

浴室乾燥機の涼風機能は、蒸し暑い季節の入浴を快適にするための送風モードです。冷房のように空気を冷やすのではなく、扇風機のように風を送り出して浴室全体をさわやかに保ちます。

涼風機能の使い分け方としては以下がおすすめです。

涼風機能の使い分け方のおすすめ
  • 入浴前:浴室内の空気を軽く入れ替えて汗ばみを防げる
  • 入浴後:湯あたりやのぼせを予防できる

「暑くて湯船に入りたくない」と感じる真夏でも、涼風機能を使えば気持ちよくお風呂を楽しめます。

快適な風を保つためには、定期的な点検が大切です。ご自宅の浴室に合うパーツは「LIXIL部品ナビ」で確認できます。

24時間換気機能|家全体の空気を常にきれいに保つ

浴室乾燥機の24時間換気機能は、住宅内の空気を絶えず入れ替えるための機能です。一般的には各部屋にある吸気口から新しい空気を取り込み、汚れた空気を浴室乾燥機の排気口から外へ出しますが、住宅によっては吸気口が複数ではなく1か所のみ、あるいは部屋ごとに設置されていない(ドアのアンダーカット等で流入経路がつながっているという考え方などの)場合もあります。

気密性が高い住宅では空気がこもりやすく、湿気やホコリ、建材に含まれる化学物質がたまることがあります。24時間換気を作動させておくと、空気が常に動き、家全体を快適で清潔な環境に保てるのが特徴です。

なお、戸建てやマンションの浴室には、浴室換気乾燥暖房機ではなく、換気のみの単機能タイプが設置されている場合があります。その場合、24時間換気を維持するためには換気扇本体のメンテナンスや交換が必要です。

単機能タイプの換気扇をご使用の場合は、以下のような24時間換気対応モデルが参考になります。

  • UF-28Aをご検討ください。UF-27Aは常時換気機能がありません。

浴室乾燥機を設置するメリット

浴室乾燥機を設置するメリットは、次の4つです。

天気に左右されず洗濯物を乾かせる

浴室乾燥機の魅力は、天気や時間を気にせず洗濯物を乾かせることです。雨の日や花粉の季節でも、浴室に洗濯物を干してスイッチを入れるだけで、夜干した衣類が翌朝にはしっかり乾きます。

部屋干しの場合は、湿気がこもって生乾きのにおいが発生しやすいですが、浴室乾燥機なら温風で水分を飛ばすため、雑菌が増えにくいのが特徴です。

また、日光を当てずに乾かせるため、色あせしやすい衣類の陰干しにも向いています。

花粉や梅雨の時期でも快適に乾かしたい方は、除菌機能付きモデルがおすすめです。部屋干しのニオイを防ぎながら、衣類をすっきり仕上げられます。

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湿気を抑えてカビ・結露を防止できる

浴室乾燥機は、湿気をためないことでカビの発生を防ぐ効果があります。浴室は高温多湿になりやすく、石けんカスや皮脂などカビの栄養源が多いため、放置すると壁や天井に黒ずみが広がります。

入浴後に換気扇を回しても、自然乾燥だけでは時間がかかり、湿気をしっかり取り除くのは難しいです。一方で、浴室乾燥機を使えば温風と換気のダブル効果で乾燥が進み、短時間で湿度を下げやすくなります。

カビ掃除の手間を減らしたい人や、浴室を清潔に保ちたい人に向いている機能だと言えるでしょう。

洗濯乾燥機よりも衣類がシワになりにくい

浴室乾燥機は、洗濯乾燥機よりも衣類がシワになりにくいのがメリットです。

洗濯乾燥機ではドラムの中で衣類が回転するため、布同士がこすれ合ってシワが残りやすくなります。一方で、浴室乾燥機は衣類をハンガーにかけて乾かすため、衣類の形を保ちながら乾燥できます。

シャツやブラウスなど、アイロンがけを減らしたい衣類にも最適です。衣類の形をきれいに保ちたい人や、仕事着を多く扱う人におすすめです。

暖房・送風機能で一年中快適なバスルーム環境に

浴室乾燥機には、乾燥や換気に加えて暖房と送風の機能も備わっています。浴室に小型のエアコンがついているような感覚で、季節を問わず快適な温度を保てるのが魅力です。

冬は暖房機能で浴室全体をあたためることでヒートショックを防げますし、夏は送風機能で風を送ることで蒸し暑い浴室をさわやかに保てます。

浴室乾燥機を設置する際の注意点

浴室乾燥機を設置する際の注意点は、次の4つです。

フィルター汚れにより性能が落ちる

浴室乾燥機は、フィルターにホコリがたまると性能が下がる構造です。使い続けるうちに、空気の吸い込み口に細かいホコリが付着し、風量が弱まり乾燥に時間がかかるようになります。

そのまま放置すると、カビやにおいの原因になり、電気代の無駄にもつながるでしょう。

吸い込みが弱くなったら、フィルターの詰まりを確認してみましょう。定期的な交換で、乾燥効率を長く保てます。

ご自宅の機種に合うフィルターサイズは、LIXIL部品ナビで型番から簡単に調べられます。

洗濯物を干す量に限界がある

浴室乾燥機を使う場合、干せる洗濯物の量には限界があります。浴室内のスペース自体や、物干しポールの安全荷重に制約(LIXIL製システムバスのオプションのランドリーパイプは1本当り10kgが目安です)があるため、1回で乾かせる洗濯物の量は多くありません。

また、浴室は外干しに比べて空間が狭く、洗濯物が密集しやすいため、風の通りが悪くなり乾燥に時間がかかる傾向があります。

なお、干す量を増やしたい場合は、マグネット式のパイプ受けを使ってランドリーパイプを追加する方法もあります。

マグネット式であれば、工事不要でパイプを増設可能です(耐荷重約6kg)。

工事込みでしっかり取り付けたい方向けのラインアップもあります。

乾燥運転中は入浴ができない

浴室乾燥機の乾燥運転中は、基本的に浴室を使用しないほうが効率的です。乾燥中に浴室へ入ると温風の流れが変わって乾燥に時間がかかる場合があります。

とはいえ、乾いたものだけ取り出して量を減らしたり、洗濯物同士のすき間を作ることで、残りの衣類が乾きやすくなる場合もあります。

家族の入浴スケジュールと重ならないよう、あらかじめ使うタイミングを調整しておくとよいでしょう。

乾燥機能のおすすめの使い方は以下のとおりです。

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タイミング 活用方法
入浴後に洗濯物を干し、寝ている間に乾かす
日中に乾燥運転を実施

光熱費が上がりやすい

浴室乾燥機は光熱費がかかりやすい点もデメリットです。外干しの場合は太陽や風といった自然の力で乾かすため、電気代はかかりませんが、浴室乾燥機では乾燥や暖房に電力やガスを使用します。

乾燥モードを1回使用するだけでも、1時間あたり数十円の電気代が発生します。

電気代を少しでも抑えたい方には、100Vタイプの浴室乾燥暖房機がおすすめです。たとえば、マックス製「UFD-112A」は、200V機種に比べて消費電力を抑えつつ、小型浴室にも十分な暖房・乾燥性能を備えています。

さらに、空気の清潔さにもこだわりたい方には、プラズマクラスター搭載モデルの「UFD-112PWA」がおすすめです。除菌・消臭効果により、浴室内のカビやニオイ対策にも役立ちます。電気代を抑えつつ、衛生的で心地よい空間を維持したい方に最適です。

  • プラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。

電気代を抑えながら上手に使いたい方は、運転モード別の消費電力や節約方法を知っておくのがおすすめです。詳しくは以下の記事をご覧ください。

浴室乾燥機のよくあるトラブル・故障サインと対処法

浴室乾燥機のよくあるトラブルや対処法は以下のとおりです。

洗濯物が乾かない原因は?

浴室乾燥機を使っても洗濯物がなかなか乾かない場合、次のような原因が考えられます。

洗濯物が乾かない原因
  • 風の通り道が確保できていない
  • 浴室内に湿気がこもっている
  • 吸い込み口のフィルターが汚れている

暖かい風が出ないのはなぜ?

暖房運転をしているのに、浴室乾燥機の吹き出し口から出る風が冷たい場合は、機器内部に原因がある可能性が高いです。ヒーターの故障により加熱が弱まっている、といったことが考えられます。

フィルターやヒーターの劣化が進んでいる場合は、交換も検討してみましょう。最新モデルなら暖房効率が高く、冬場もすぐに浴室を暖められます。

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運転音がうるさいときは?

浴室乾燥機の運転音がいつもより大きい、または異音がする場合は、内部のファンやモーターにホコリがたまっていることが考えられます。

ホコリが羽根や軸に付着すると、回転が不均一になり音が大きくなることがあります。

エラー表示が出たときの対処法は?

浴室乾燥機にエラーコードが表示されたときは、まず表示内容をメモしましょう。次に、取扱説明書でその番号の意味を確認します。

多くの機種では、電源を一度切って再起動するだけで解消する場合があります。それでも表示が消えないときは、記録したエラー番号をもとにメーカーへ問い合わせるのが確実です。

エラーを無視して使い続けると、故障の拡大や安全トラブルにつながるおそれがあります。異常を感じたときは、早めに確認と連絡を行いましょう。

再起動やリセットでも改善しない場合は、部品の劣化や内部の故障が進んでいる可能性があります。修理と交換のどちらが適切かは、メーカーの案内に従って判断してください。長期間使用している場合は、機能面や省エネ性も含めて新しい機種を検討しましょう。

  • プラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。

浴室乾燥機の交換時期はいつ?

浴室乾燥機は使用から約10年が交換の目安です。風量の低下や異音・頻繁なエラー表示が見られたら、寿命が近づいています。

最新モデルは省エネ性能が高く、長期的には光熱費の削減にもつながるため、使用年数を踏まえ交換を視野に入れましょう。

約10年が経過している場合は、省エネ性能の高い最新モデルへ切り替えるのがおすすめです。交換するだけで電気代を抑えながら、乾燥・暖房・換気をより快適に使えます。

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電気代を抑えるにはどうすればいい?

浴室乾燥機の電気代を抑えるには、湿気を減らしてから運転を始めるのが有効です。入浴後に壁や床の水滴を拭き取り、換気モードで湿気を逃がしておくと乾燥時間を短縮できます。

さらに、フィルターを定期的に清掃して風量を保つことも大切です。ホコリがたまると風の通りが悪くなり、運転時間が延びて電気代が上がります。

賃貸でも交換や後付けは可能?

賃貸物件でも、管理会社や大家の許可があれば浴室乾燥機を設置できる場合があります。ただし、設置にはいくつかの条件があります。

賃貸で浴室乾燥機を設置できる条件
  • 既存の換気扇があること
  • 天井や壁に設置スペースが確保できること
  • 電源やダクトの位置が対応していること

これらの条件を満たしていれば、後付けや交換工事が可能なこともあります。

24時間換気と浴室乾燥機は併用していい?

併用は可能ですが、乾燥運転中は24時間換気を停止した方が効率的です。換気モードを強くしすぎると、温風が逃げて乾燥に時間がかかります。

乾燥後に換気モードへ切り替え、湿気を外に排出する使い方が理想です。

補助金・助成金の対象になるケースはある?

浴室乾燥機は、省エネ性能を備えた住宅設備として補助金や助成金の対象となる場合があります。たとえば近年では、国が実施する「住宅省エネキャンペーン」などで、高効率の給湯機や換気乾燥暖房機の設置に補助金が支給されました。

ただし、補助制度の内容や対象機器は年度によって異なり、申請期間や性能要件も変更されることがあります。導入を検討する際は、最新の国や自治体の補助制度情報を確認しておきましょう。

浴室乾燥機の選び方

浴室乾燥機を選ぶときは、次の4つを確認しておくことが大切です。

ここでは、浴室乾燥機を選ぶ前に知っておくべき基本のポイントを順に解説します。

天井埋込型と壁掛け型

浴室乾燥機には、天井埋込型と壁掛け型の2種類があります。それぞれの特徴は次のとおりです。

浴室乾燥機の種類
  • 天井埋込型:浴室の天井に本体をはめ込むタイプ。見た目がすっきりしており、デザイン性に優れている
  • 壁掛け型:浴室の壁に機器を取り付けるタイプ。配線やメンテナンスを比較的容易に行えるのが特徴

まずは浴室の天井と壁を確認し、どちらのタイプが設置されているかを見てみましょう。

換気室数

換気室数とは、1台の浴室乾燥機で換気できる部屋の数を指します。

換気室数の種類は以下のとおりです。

1室換気|浴室だけを換気する最も一般的なタイプ

1室換気は、浴室のみの空気を入れ替える最もシンプルなタイプです。

戸建て住宅では主流の仕様で、脱衣所やトイレには別の換気扇が設置されているか、換気設備がない場合もあります。

マンションでは、ダクトを中継して空気を排出する「中間ダクト接続タイプ」であることも多く、見た目では判別しにくいのが特徴です。

浴室の外にある換気口の位置や数を確認しておくと、後で機種を選ぶときに迷いづらくなります。

2室換気|浴室+脱衣所(またはトイレ)を同時に換気

2室換気は、浴室と脱衣所、またはトイレのどちらかを同時に換気するタイプです。脱衣所やトイレの天井にある通気口から空気を吸い込み、浴室の換気扇を通して屋外へ排出します。

2室換気タイプを選ぶと、浴室と脱衣所の湿気をまとめて外に出せるため、洗濯後の室内干しや梅雨のカビ対策にも効果があります。

ただし、トイレの換気が独立していない構造では、臭いが逆流しないようフィルターの掃除を定期的に行うことが大切です。

3室換気|浴室・脱衣所・トイレをまとめて換気できる高機能モデル

3室換気は、浴室・脱衣所・トイレの3か所を同時に換気できるモデルです。それぞれの部屋に通気口があり、1台の浴室乾燥機で空気をまとめて入れ替えます。

マンションのように窓が少ない住宅でも、効率よく換気できるのが特徴です。一方で、配管の構造が複雑なため、交換するときは必ず3室換気対応の機種を選ぶ必要があります。

電気式と温水式(ガス式)

浴室乾燥機には、電気式と温水式(ガス式)の2種類があります。主な違いは以下のとおりです。

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項目 電気式 温水式(ガス式)
熱源 電気 ガス給湯器で温めたお湯
乾燥・暖房スピード やや遅め
(ヒーター式は特に)
パワフルで速い
設置 比較的容易
(電源工事のみ)
熱源機とガス配管が必要
初期費用 抑えやすい 高め(給湯器の設置費用を含む)

天井開口サイズ

天井埋込型の浴室乾燥機を交換するときは、天井にあけられた埋め込み穴の大きさを確認しましょう。開口サイズが合わない場合は、新しい機種を取り付けることができません。

サイズを確認する手順は次のとおりです。

天井開口サイズを確認する手順
  1. 現在使っている浴室乾燥機の品番を確認する(フタのラベルなどに記載)
  2. メーカーの公式サイトや取扱説明書で開口寸法を調べる
  3. 新しく取り付けたい機種の寸法と比較する

商品によっては、既存の開口寸法と一致しない場合があります。そのときは、天井の穴を広げるか小さくする調整工事が必要です。

浴室乾燥機のおすすめ機種

浴室乾燥機を選ぶなら、LIXILが販売するマックス製「浴室換気乾燥暖房機シリーズ」がおすすめです。100Vタイプと200Vタイプの2種類があり、プラズマクラスター搭載モデルを選ぶと、カビの発生を抑えて清潔な空気を保てます。

どの機種もLIXILグループによる取付工事付きのため、品質と施工の両面で安心です。

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商品 品番 特徴 乾燥スピード(5kg)
UFD-112A
(定格電圧 100V)
標準モデル。乾燥・暖房・換気をバランスよく搭載 約2時間45分
UFD-112PWA
(定格電圧 100V)
プラズマクラスター搭載。浮遊カビ菌を抑制 約2時間45分
UFD-212A
(定格電圧 200V)
ハイパワー仕様。広い浴室や家族の多い家庭に最適 約1時間45分
UFD-212PWA
(定格電圧 200V)
プラズマクラスター+IoT対応。遠隔操作が可能 約1時間45分
  • プラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。

100Vタイプは省スペース設計で、マンションなどの限られた空間に向いています。200Vタイプはパワーが強く、乾燥や暖房を短時間で行いたい家庭に最適です。

ラインアップを比較したい場合は、浴室換気乾燥暖房機の一覧ページをご確認ください。

浴室乾燥機の使い方のコツ

浴室乾燥機は、以下の工夫で効率が上がります

それぞれ詳しく見ていきましょう。

浴室内の湿気を減らしてから乾燥モードを使う

乾燥効率を高めるには、浴室内の湿気を減らしてから乾燥モードを使うことが大切です。床や壁に水滴が残ったままだと、洗濯物が乾くまでに時間がかかります。

入浴後に洗濯物を干すときは、次のことを試してください。

乾燥効率を高める方法
  • バスタブのふたを閉める
  • 壁や床の水滴をタオルで拭き取る

そのあとに乾燥モードへ切り替えれば、洗濯物がムラなく短時間で乾きやすくなります。

部屋干し+浴室乾燥の併用で時短・省エネ

部屋干しと浴室乾燥の併用は、乾燥時間の短縮や電気代の削減につながる効果的な方法です。最初に部屋干しである程度水分を減らし、そのあとで浴室乾燥機を使えば、乾燥モードの運転時間を短くできます。

部屋干しだけで十分に乾く場合もありますが、天候が悪い日や花粉の多い季節、夜間など外部環境が良くないときは、途中から浴室乾燥機に切り替えると速乾につながります。

洗濯物の間隔を広く取って効率よく乾かす

浴室乾燥機は空気を循環させて乾かす仕組みのため、風がしっかり通るスペースをつくることが大切です。

送風口の近くは乾燥しやすい位置なので、厚手の衣類やバスタオルを近くに干すと効率が上がります。一方で、洗濯物を大量に干すと湿気がこもりやすく、全体が乾くまで時間がかかります。

一度に干す量を減らし、衣類のあいだに適度な間隔を空けることを意識しましょう。

浴室乾燥機のお手入れの基本|清掃頻度とメンテナンスのコツ

浴室乾燥機を長く快適に使うためには、定期的なお手入れが欠かせません。フィルターや外側のカバーにホコリがたまると、風量が弱まり乾燥効率が下がるだけでなく、カビやにおいの原因になるからです。

お手入れの際に用意するものと、掃除の基本手順は次のとおりです。

用意するもの
  • やわらかい布
  • 掃除機
掃除の手順
  1. 運転を停止し、吹出口周辺が十分に冷めるまで待つ
  2. フィルターの取っ手を引っ張り、取り外す
  3. フロントカバーやリモコンの汚れを、ぬるま湯に浸してかたく絞った布でやさしくふきとる
  4. フィルターを元通りに取り付ける

フィルター清掃の目安は月1回です。エアコンのフィルターと同じ感覚でお手入れすると良いでしょう。

また、フィルター部品が簡単に取り外せる構造の機種を選ぶと、日常のメンテナンスがよりスムーズになります。

たとえば、「LIXIL・INAX 換気乾燥暖房機用フロントパネルフィルター(UFD-111211FP)」のようなモデルは、工具を使わずにフィルターを交換できます。手軽に清掃できるタイプを選びたい方は、詳細をご確認ください。

型番がわからない場合は、LIXIL部品ナビで対応するフィルターやカバーを検索できます。

浴室乾燥機のまとめ

この記事では、浴室乾燥機の仕組みや機能、選び方からおすすめ機種、お手入れ方法までを紹介しました。

浴室乾燥機は、雨の日でも洗濯物を素早く乾かし、湿気を防いでカビの発生を抑える頼もしい設備です。冬は暖房機能でヒートショックを防ぎ、夏は送風で浴室を涼しく保てるなど、1台で一年中快適な環境を整えられます。

浴室乾燥機は、次のような方におすすめです。

浴室乾燥機がおすすめの方
  • 共働きで夜に洗濯する家庭
  • 花粉やPM2.5が気になる人
  • 冬の寒さがつらい家庭

浴室乾燥機は、清潔で快適なバスライフを支える暮らしのパートナーです。家族の健康と住まいの清潔を守るためにも、自宅に合った機種を選び、上手に活用していきましょう。

本記事の監修者

織田 昌俊

株式会社LIXIL/LIXIL Water Technology Japan ビジネスプロセス変革部

システムバスルームの商品企画、プロモーション業務などに20年超従事。現在は水回り系商材のECビジネスを担当。自宅のお風呂は、LIXIL製 スパージュ。

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