浴室での衣類乾燥の時間の目安は?洗濯物別の目安と電気代・時短テクニックを徹底解説
「浴室乾燥を使ってもなかなか乾かない…」「服の種類によって時間がバラバラで、どれくらいが目安かわからない」「電気代が心配で長時間つけっぱなしにするのは不安」といった悩みを抱える方もいるでしょう。
浴室乾燥の時間は、衣類の種類や乾燥機の方式、環境などによって異なります。
本記事では、浴室乾燥の時間目安を「タイプ別」「衣類別」「機種別」に徹底解説します。さらに、電気代を抑える時短テクニックや浴室乾燥機の故障を防ぐメンテナンス方法まで紹介します。
天気を気にせず快適に洗濯を済ませたい方、浴室乾燥を上手に使って家事を時短したい方は、ぜひ参考にしてえください。
目次
浴室乾燥の時間目安【タイプ別】
浴室乾燥の方式は大きく分けて以下の2種類です。
それぞれのタイプの特徴と乾燥にかかる時間の目安を確認していきましょう。
電気式浴室乾燥機
電気式浴室乾燥機は、電気ヒーター(セラミックヒーターやグラファイトヒーターなど)を使って温風を出し、浴室全体を温めて乾かすタイプです。
戸建て・マンションを問わず広く採用されており、リフォームの際にも導入しやすい構造になっています。熱源が電気のため、配管などが不要で設置の自由度が高く、扱いやすい点が特徴です。
LIXILで販売している200Vタイプ(電気式)では、洗濯物5kg(洗濯前)を標準モードで約1時間45分、静音モードで約2時間15分で乾燥できます。
さらに、空気の清潔さにもこだわりたい方には、プラズマクラスター搭載モデルの「UFD-212PWA」がおすすめです。除菌・消臭効果により、浴室内のカビやニオイ対策にも役立ちます。電気代を抑えつつ、衛生的で心地よい空間を維持したい方に最適です。
- プラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。
ご自宅の浴室環境に合う型番や対応部品は、LIXIL部品ナビで確認できます。フィルターやカバーの互換性を調べる際にも便利です。
温水式(ガス式)浴室乾燥機
温水式浴室乾燥機は、給湯器などの熱源で作った温水を使い、その熱で温めた空気を浴室内に送って乾燥させるタイプです。
主にガス式や灯油式があり、電気温水器を利用するタイプもあります。電気式に比べて浴室が早く温まり、乾燥効率も高いのが特徴です。
明確なデータは少ないものの、一般的には洗濯物5kgを約2時間ほどで乾かせるといわれています。
ただし、専用の熱源機を必要とするため初期費用が高く、設置工事が複雑になりやすい点には注意が必要です。
また、長く快適に使うためには、定期的なメンテナンスも欠かせません。換気部分を覆うフロントカバーはホコリが溜まりやすく、風量低下やにおいの原因になることもあります。
浴室乾燥の時間目安【衣類・アイテム別】
ここからは、以下の衣類やアイテムの種類別に乾燥時間の目安を紹介します。
- ニット・セーター・スウェット
- ワイシャツ・シャツ・スーツ
- ブラジャーやデリケート素材
- スニーカー・靴
- 羽毛布団・掛け布団・カーペット
- バスタオル・タオルケット・シーツ
- 上履き・ぬいぐるみ・クッションなど小物類
ニット・セーター・スウェット
厚手のニットやスウェットは水分を多く含みやすく、乾燥に3〜4時間ほどかかるのが一般的です。
早く乾かしたい場合は、洗濯機の脱水時間を少し長めに設定し、温風の吹き出し口の真下に干すと効率的です。さらに、ハンガーを二重にしてフードや袖を広げると、風が通りやすくなります。
厚手の生地は湿気を逃がしにくいため、乾燥運転の途中で一度乾き具合を確認し、干し方を見直すと仕上がりが早くなる場合があります。乾いたものから取り出して干す量を減らしたり、吹き出し口の真下へ移動させて風を当てやすくするなど、少し工夫するだけでも乾燥効率は変わります。
仕上がりがまだ甘いと感じるときは、乾燥時間を延長する方法が最も効果的です。送風モードを追加するのも一助になりますが、基本的には「干し方の見直し+乾燥時間の延長」のほうがしっかり内部まで乾かしやすくなります。
これらのポイントは、ニット・セーター・スウェットのような厚手の衣類だけでなく、すべての洗濯物に共通して活用できる工夫です。
また、風の通りを良く保つには、換気口まわりのフロントカバーを清潔にしておくことも大切です。ホコリがたまると送風が弱まり、乾燥時間が長くなってしまうことがあります。
定期的に取り外してお手入れできるLIXILのフロントパネルフィルターなら、風量をキープして効率よく乾燥できます。
ワイシャツ・シャツ・スーツ
薄手のシャツやワイシャツは、約2時間で乾くことが多く、夜に洗っても翌朝には着られます。
襟や袖口は重なりやすいため、干したあとに手で形を整え、しわを軽く伸ばしておくと風がよく通ります。
一方、スーツやジャケットは熱に弱いため、送風モードまたは涼風モードでゆっくり乾かすのが安心です。
短時間で仕上げたい場合は、襟の内側にタオルを軽く挟んで干すと、型崩れを防ぎながら乾燥効率も高められます。
ブラジャーやデリケート素材
レースやシルクなどのデリケート素材は、乾燥時間を長く設定するよりも、短時間で送風モードを使い、様子を見ながら乾かすのが理想的です。熱に弱く形が変わりやすい性質があるからです。
乾かす前にタオルで軽く押さえて水分を取っておくと、乾くまでの時間を短くできます。モールドカップ(立体成型)のブラジャーはハンガーに掛けず、平干しネットの上に置いて風を均一に当てると、型崩れを防げます。
スニーカー・靴
スニーカーや上履きなどの靴類は、布地が厚く水を多く含むため乾くまでに時間がかかるアイテムです。
浴室乾燥機を使うときは、天井のランドリーバーに吊るすか、専用の吊り下げラックを利用して、風が靴全体に行き渡るように干しましょう。
乾燥には少し時間がかかりますが、温風モードでじっくり乾かしつつ、途中で向きを変えるなどして風の当たる面を調整すると、乾きムラを抑えやすくなります。ヒーターを使わない送風モードを仕上げに軽く使うと電気代を抑えられますが、必須ではありません。
羽毛布団・掛け布団・カーペット
羽毛布団やカーペットなどの大型アイテムは、浴室乾燥機でも干せますが長時間の運転が必要になります。
また、素材や中綿の厚みによってはランドリーパイプの耐荷重を超える恐れもあります。
安全に乾かすためのポイントは以下のとおりです。
- 安全に乾かすためのポイント
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- 吊るす前に耐荷重(10kg前後が多い)を必ず確認する
- 厚手の部分を広げて風を通す
- 乾燥機では仕上げ乾燥や湿気取りのみにとどめる
ダニ対策を目的とする場合は、布団乾燥機や天日干しを併用しましょう。ダニが死滅するには50℃以上が必要で、浴室乾燥の温度では不十分です。
バスタオル・タオルケット・シーツ
バスタオルやシーツは面積が広く、厚手のタオルは約3〜4時間が目安です。
風の通し方で乾燥時間が変わるため、時短のためには、干し方を次のように工夫しましょう。
- 乾燥時間を短くする干し方の工夫
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- タオルは二つ折りせず、ピンチハンガーに蛇腹状に掛ける
- シーツは両端を2本のハンガーで持ち上げてアーチ状に干す
- 吹き出し口の反対側に薄手の枕カバーを干して全体の風通しを均一にする
上履き・ぬいぐるみ・クッションなど小物類
子どもの上履きやぬいぐるみ、クッションなどの小物類は、乾燥にはやや時間がかかりますが、送風モードや涼風モードでゆっくり乾かすと、素材を傷めずに仕上げられます。
浴室乾燥機を使う場合は、ランドリーバーにピンチハンガーを掛けるか、吊り下げラックを利用して風をまんべんなく当てましょう。熱や風を当てすぎると変形の原因になるため、じっくり乾かすイメージで進めるのがコツです。
浴室乾燥機には「電気式・ガス式」「100V・200V」など種類が多く、どれが自宅に合うのか迷う方も多いでしょう。そのようなときは、200Vのプラズマクラスター付き浴室換気乾燥暖房機(UFD-212PWA)のように、パワフル乾燥と清潔機能を兼ね備えたモデルを選ぶと安心です。
衣類から小物まで幅広く対応し、快適で清潔な浴室環境を保てます。詳細は以下をご覧ください。
- プラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。
浴室乾燥の時間目安【浴室換気乾燥暖房機別】
浴室乾燥機の乾燥時間は、使用している電圧(100Vまたは200V)や機能によって変わります。
ここでは、LIXILのマックス製「浴室換気乾燥暖房機」を例に、乾燥時間の目安をまとめました。
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| 電圧タイプ | 100Vタイプ | 200Vタイプ |
|---|---|---|
| 想定浴室サイズ | 標準的なユニットバス (2〜3㎡) |
広めの浴室や洗濯量が 多い家庭 |
| 乾燥時間の目安(洗濯物5kg) | 約2時間45分 | 約1時間45分 |
| 向いている家庭 | 少人数世帯・省エネ重視 | 共働き世帯・洗濯物が多い家庭 |
100Vタイプは静かで電気代を抑えたい家庭向き、200Vタイプは短時間で乾かしたい忙しい家庭向きです。
どちらを選ぶか迷った場合は、「電気代を優先するか」「乾くスピードを優先するか」で決めると分かりやすいでしょう。
特に、洗濯物の量が多いご家庭や夜間の乾燥を短時間で済ませたい場合は、パワーに余裕のある200Vタイプが最適です。
- プラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。
さらに、機種ごとの機能や価格差を比較したい場合は、浴室換気乾燥暖房機の一覧ページを確認すると、より自宅に合ったモデルを選びやすくなります。
浴室乾燥の使用による電気代・ガス代
電気式は1時間あたり約32円、温水式(ガス式)は50円前後が目安です。なお、ガス代は都市ガス・LPガスの違いや契約プランによって変動します。
電気式は、ヒーターで温風を作るため乾燥にやや時間がかかる反面、消費エネルギーが安定しています。
一方、ガス式(温水式)はガスでお湯をつくり、その温水を利用して温風を送り出す仕組みで、電気式と比較するとパワーがあります。そのため、電気式より短時間で乾燥させやすい特徴がありますが、その分ガス代が上乗せされるので、1回あたり120〜150円前後が相場となります。使用頻度が高い家庭では、契約ガスプランによって月々の負担が変わる点を意識しましょう。
コストを意識しながらも快適さを保ちたい方は、まずは電気代・ガス代の仕組みを理解するのがおすすめです。詳しくは以下の記事で紹介しています。
浴室乾燥を使用するメリット
浴室乾燥を使用する主なメリットは以下の5つです。
天候に左右されず洗濯物が乾く
浴室乾燥機を使用するメリットは、天候に左右されずに洗濯物を乾かせることです。外に干す場合は、雨や雪、湿度の高い日など、天気によって乾く時間が変わります。一方で、浴室乾燥機を使えば季節を問わずに洗濯物を乾かせます。
湿度が高い状態や衣類が密集していると乾燥時間が長引くため、洗濯量を調整して風の通り道を確保するのがポイントです。
雨の日でも快適に洗濯を済ませたい方は、暖房付き浴室乾燥機の導入を検討してみましょう。選び方や設置費用の目安は以下の記事で紹介しています。
家事の時短につながる
浴室乾燥は洗濯のタイミングを自分で決められることが最大の時短メリットです。外干しのように天候や日照を気にする必要がなく、洗濯後すぐに干してスイッチを入れるだけで完結します。
乾くまでの時間を予測できるため、他の家事や外出と同時進行できるのも特徴です。
さらに、夜間や早朝でも静かに運転できるため、日中に洗濯の時間を確保できない共働き世帯にも最適です。
カビや結露を防げる
入浴後に浴室乾燥機の換気モードや乾燥モードを動かす習慣をつけると、壁や天井の湿度を下げて清潔な状態を保てます。浴室は湿気がこもりやすく、そのままにするとカビや結露が発生しやすい環境になります。
カビを防ぐ目安は、湿度を60%以下に保つことです。乾燥モードを使えば、湿ったタイルや床のヌメリを抑えられ、掃除の手間も減らせます。
カビや湿気を抑えたい方には、空気清浄機能を備えたモデルが効果的です。プラズマクラスター機能によって、浴室内の空気を清潔に保つことができます。浴室を衛生的な状態で維持したい方におすすめです。
- プラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。
防犯につながる
浴室乾燥機を使えば、洗濯物を外に干す必要がなくなるため、防犯面での安心感が高まります。
ベランダや窓を開けたままにする機会が減り、外からの視線や侵入のリスクを抑えられるからです。
夜間や不在時に洗濯物を乾かしても外から見えないため、一人暮らしや女性の家庭でも安心できるでしょう。
ただし、浴室乾燥機には防犯機能があるわけではありません。あくまで、「外干しの頻度を減らすことで防犯リスクを軽くできる」という位置づけで考えると良いでしょう。
花粉対策ができる
浴室乾燥機を使えば、外気に触れずに洗濯物を乾かせるため、花粉やPM2.5、ホコリの付着を防げます。春先の花粉シーズンに外で干すと、衣類の繊維に花粉が入り込みやすく、室内に持ち込む原因になります。
効果的に使うためのポイントは次の3つです。
- 花粉対策として使用するポイント
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- 浴室ドアを閉めて密閉空間を保つ
- 衣類を重ねず風の通り道をつくる
- 乾燥後は浴室内に残った花粉を軽く掃除して取り除く
花粉症の家族がいる家庭や、春の洗濯に悩む家庭にとって、浴室乾燥機は手軽な対策方法です。
浴室乾燥を使用する際の注意点
浴室乾燥を使用する主な注意点は次の3つです。
電気代やガス代が高くなる
浴室乾燥機を使うと、どうしても電気やガスの使用量が増えやすく、結果として光熱費が上がる傾向があります。外干しであれば太陽光や風といった自然の力を利用できますが、浴室乾燥機では人工的に温風を発生させるため、エネルギーコストがかかります。
乾燥モードを1回運転するだけでも、1時間あたり数十円の電気代やガス代が発生します。
節電を意識する方には、消費電力を抑えた100Vタイプの浴室換気乾燥暖房機がおすすめです。マックス製の「UFD-112A」は200V機に比べて電力消費が少なく、小型浴室でも十分な乾燥・暖房性能を発揮します。電気代を抑えつつ快適さもキープしたい方におすすめです。
浴室内の空気を清潔に保ちたい方には、プラズマクラスター機能を搭載した「UFD-112PWA」がおすすめです。
浮遊カビ菌やニオイの原因を抑える効果があり、衛生的で心地よいバス空間を保てます。節電と同時に清潔性を重視する方に最適です。
- プラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。
運転音や夜中の使用に関する懸念がある
浴室乾燥機は、夜間の静かな時間帯には音が気になりやすい設備です。一般的な運転音は40〜60dB程度で、静かなオフィスから通常の会話と同じくらいの音に相当します。日中であれば問題にならない音量でも、夜や早朝は響いて感じることがあります。
静音タイプの機種であれば、図書館ほどの静けさ(40dB台)で運転できるものもあります。
衣類にやさしい乾燥方式だが、素材によっては注意が必要
浴室乾燥機は送風と温風を組み合わせて乾かすため、衣類が回転するドラム式乾燥と比べて物理的な負担が少なく、生地が傷みにくいと感じる方も多いです。ただし、熱に弱い素材は温度の影響を受ける場合があります。
特にウール・綿・麻などの天然素材は高温で繊維が縮みやすく、アクリルやポリエステルなどの化学繊維も、熱の影響で形が変わる場合があります。
洗濯タグに「タンブル乾燥禁止」のマークがある衣類は、浴室乾燥機で乾かさないようにしましょう。どうしても使う場合は、送風モードや涼風モードで短時間にとどめるのが安心です。
浴室乾燥の使用時間を短縮するコツ
浴室乾燥機の使用時間を短くするポイントは、以下の4つです。
浴室内の水滴や湿気を除去しておく
乾燥効率を高めるには、浴室をできるだけ乾いた状態にしてから運転を始めることが大切です。
湿気が多いままだと、温風の熱が洗濯物ではなく空気中の水分に使われてしまい、乾くまでに時間がかかります。
効果的な準備方法は次のとおりです。
- 効果的な準備方法
-
- 壁や床の水滴をタオルやスクイジーで拭き取る
- 浴槽に水が残っている場合は、フタをするか排水する
サーキュレーターや換気機能を併用する
乾燥を早く、均一に仕上げたい場合は、空気の流れをつくることが大切です。効果的な方法は次の2つです。
- 空気の流れをつくる効果的な方法
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- サーキュレーターで浴室内の空気を循環させる
- 換気モードを併用して、こもった湿気を外に逃がす
洗濯物の量が多いと風が通りにくくなるため、1回の乾燥で干す枚数を減らすのも効果的です。
洗濯物の干し方と配置を工夫する
乾燥時間を短くしたい場合は、干し方を少し変えるだけでも効果があります。風の通り道をつくることで、温風が全体に均等に行き渡るためです。
具体的な工夫の例は次のとおりです。
- 洗濯物の干し方と配置の具体的な工夫例
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- 洗濯物の間隔は5〜10cmあける
- 厚手のバスタオルやジーンズは温風の吹き出し口の下に干す
- ズボンのポケットは裏返し、フード付き衣類はハンガーを2本使って開く
- 1時間ごとに干す位置を入れ替える
タイマー機能を活用する
浴室乾燥機に備わっているタイマーやエコモードを上手に使うと、無駄な運転を防げます。
状況に応じた使い分けの目安は次のとおりです。
- タイマー機能の使い分けの目安
-
- 洗濯物が少ない日は2〜3時間
- 厚手の衣類が多い日は4時間以上
- 夜間や外出中はエコモードでゆっくり乾燥
時間を意識して設定するだけで、効率よく乾燥でき、電気代も抑えられます。
洗濯物の量が多い場合は、出力の高い200Vタイプを選ぶことで効率的に乾燥できます。一度の運転でしっかりと乾かせるため、時間の有効活用につながります。乾燥性能を重視する方は、200V仕様のモデルを検討してみてください。
- プラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。
浴室乾燥を長持ちさせるメンテナンスとお手入れ方法
浴室乾燥機を長持ちさせるメンテナンス方法は、次のとおりです。
フィルター掃除をする
フィルター掃除を月に1回行うと、乾燥性能が変わります。
掃除の基本は、取っ手を引いてフィルターを外し、掃除機でホコリを吸い取ることです。汚れがひどい場合は、浴室用の中性洗剤を薄めて浸け置きし、陰干しでしっかり乾かします。
フィルター掃除の際に用意するものと、掃除の基本手順は次のとおりです。
- 用意するもの
-
- やわらかい布
- 掃除機
- 掃除の手順
-
- 電源を切り、吹き出し口が冷えていることを確認する
- フィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取る
- フロントカバーやリモコンの汚れを、ぬるま湯に浸してかたく絞った布でやさしくふきとる
- フィルターを元通りに取り付ける
なお、フィルターと同じく、フロントカバーにもホコリが付着しやすいため、定期的に掃除しておくと安心です。表面の汚れを取り除くだけでも風量の低下を防止できます。
汚れが気になる方は、取り外しやすいLIXILのフロントカバーをチェックしてみてください。
吹き出し口・吸気口の埃をブラシで除去する
フロントカバーや吸気口も含めて、定期的にお手入れすることをおすすめします。浴室乾燥機の吹き出し口や吸気口はホコリが溜まりやすく、空気の出入りが妨げられると温風がうまく循環しないからです。
柔らかいブラシや掃除機を使って、ホコリや糸くずを優しく取り除きましょう。
安全に作業するための手順は次のとおりです。
- 掃除の手順
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- 電源を切り、吹き出し口が冷えていることを確認する
- グリルを外せる場合は、ブラシや掃除機でホコリを吸い取る
- 月に1回を目安に、吸気口と吹き出し口のホコリを除去する
吹き出し口の周辺には配線やダクトが通っていることがあります。無理に触れず、取扱説明書の手順に従って作業しましょう。
フィルターまわりを確認し、必要に応じて点検を依頼
「乾燥しにくい」「運転音が大きい」などの症状がある場合は、まずフィルターや吹き出し口を掃除しましょう。
なお、使用中に軽いホコリが出る場合があることは取扱説明書にも記載されており、ある程度は想定される症状です。
ただし、ホコリの量が多い・異音がする・乾燥性能が極端に落ちているといった場合は、内部部品の不具合が考えられるため、修理窓口へ相談することをおすすめします。
浴室乾燥機は内部に電気部品が多く、湿度センサーやヒーター部の点検・修理は高度な作業になります。ユーザー自身が分解して確認するのは危険なため、内部の点検が必要な場合は必ずメーカーまたは専門業者に依頼してください。
フィルターやフロントカバーの劣化が見られる場合は、早めの交換を行いましょう。純正部品を使用することで、安全性と性能を維持することができます。ご自宅の機種に合う部品は、LIXIL部品ナビで簡単に確認できます。
浴室乾燥に関するよくある質問
この章では、浴室乾燥に関する以下のよくある質問に回答します。
- 浴室乾燥機で洗濯物が縮むことはある?
- 夜中に浴室乾燥機を使っても大丈夫?騒音への配慮は?
- 陰干しと浴室乾燥の違いは?
- 浴室乾燥機は本当に必要?持たない選択肢はある?
- 浴室乾燥機の音が気になるときの対策は?
浴室乾燥機で洗濯物が縮むことはある?
浴室乾燥機はドラム式乾燥機より低温で運転するため、縮みのリスクは小さいです。とはいえ、ウール・シルク・レーヨンなどのデリケート素材は熱に弱く、型崩れや縮みが起こることがあります。
そのため、心配な衣類は浴室乾燥ではなく陰干しすることをおすすめします。
夜中に浴室乾燥機を使っても大丈夫?騒音への配慮は?
浴室乾燥機を夜間に使用する場合は、音への配慮が必要です。浴室乾燥機の運転音は一般的に40〜60dB前後で、日中なら気にならない程度ですが、夜の静かな時間帯には響くことがあります。夜間に活用したい方は、家族や隣家への配慮を忘れないようにしましょう。
陰干しと浴室乾燥の違いは?
自然乾燥か機械乾燥かの違いです。
陰干しは、直射日光を避けて自然に乾かす方法です。衣類へのダメージが少ない反面、天候や湿度の影響を受けやすく、乾くまでに時間がかかります。
一方、浴室乾燥は温風や送風を使い、湿気を短時間で飛ばす仕組みです。乾燥スピードが速い分、電気代はかかりますが、雨の日や花粉の季節でも安心して洗濯できます。
浴室乾燥機は本当に必要?持たない選択肢はある?
生活環境や洗濯習慣によって必要度は変わります。外干しが難しいマンションや梅雨が長い地域では、浴室乾燥機があると生活が快適になります。
一方で、洗濯物の量が少ない、日当たりが良く外干しができるといった家庭では、浴室乾燥機を持たない選択も現実的です。
浴室乾燥機の音が気になるときの対策は?
運転音が気になる場合は、音の種類によって原因が異なることがあります。次のポイントを参考に原因を切り分けてみましょう。
①「ゴーゴー」「ボー」といった空気音の場合
空気の流れる際に発生する低い音で、換気扇の吸い込み口や内部のファンにホコリが溜まっていることが主な原因です。ホコリや皮脂汚れが蓄積すると空気の流れが乱れ、モーターへの負荷が高まり、運転音が大きくなる傾向があります。
- 対処法
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- フィルターの清掃
- 吹き出し口まわりのホコリ除去
②「ガタガタ」「カラカラ」といった異音の場合
異音がする場合は、内部に異物が混入し、回転するファンに当たっている可能性があります。この状態を放置すると、ファンやモーターの損傷につながるおそれがあります。
- 対処法
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- すぐに電源を切る
- 自己分解は行わず、修理窓口へ連絡
異物混入や部品の摩耗はユーザーが確認できないため、専門業者への相談が必要です。
上記の対処でも改善しない場合は、内部部品の劣化が進んでいる可能性があるため、メーカー点検を依頼することをおすすめします。
浴室乾燥の時間目安まとめ
この記事では、浴室乾燥にかかる時間の目安や、衣類別・機種別の違い、そして電気代を抑える時短テクニックについて解説しました。
電気代をできるだけ節約したい場合は、100Vタイプの浴室乾燥機を選ぶのがおすすめです。一方、「とにかく早く乾かしたい」という人には、200Vタイプが向いています。
浴室乾燥機は、正しい使い方と定期的なお手入れを続けることで、長く快適に使えます。毎日の洗濯をもっと楽に、もっと清潔にしたい人は、浴室乾燥の見直しを始めてみてください。
本記事の監修者
織田 昌俊
株式会社LIXIL/LIXIL Water Technology Japan ビジネスプロセス変革部
システムバスルームの商品企画、プロモーション業務などに20年超従事。現在は水回り系商材のECビジネスを担当。自宅のお風呂は、LIXIL製 スパージュ。