温活で冷え対策!おすすめの温活方法から、得られる効果、身体が冷える原因まで徹底解説

人は、身体が冷えている場合に、様々な形で調子を崩しやすいと言われています。
そんな身体の冷え対策として、近年、身体を温める「温活」への注目が高まっています。
そこで本記事では、冷え対策にぴったりの「温活」について徹底解説。
身体の冷えに悩んでいる方に向けて、おすすめの温活方法から、身体が冷える原因まで詳しくお伝えします。
目次
温活とは?

温活とは、暖房やストーブなど外のエネルギーに頼ることなく、自らの力で身体を温めることを指します。
温活のゴールデンタイムはいつ?
温活を日常に取り入れるタイミングはいくつか挙げられますが、おすすめのタイミングは「夕方から睡眠前」です。
現代では、寒い冬だけでなく、夏も室内のクーラーで身体が冷やされてしまっている方も多くなってきています。
そのため、日中に冷えた身体をしっかり温めるケアを夜に行うと効果的だと言われています。
本記事で後ほど紹介する温活を行い、身体を温めることで、睡眠の質を高めることにも繋がるでしょう。
身体が冷えるとどうなる?
昔から、身体の冷えが色々な形で調子を崩す原因になりうると言われています。
体の冷えを放っておかずに、日頃から自分の身体をしっかりと温めて、ケアをしてあげることが大切です。
現代人の平熱は低い?
約70年前に発表された日本人(10〜50歳の健康な男女、約3,000人)の平均体温の調査結果は、約36.9℃だったそうです。
そう聞いて「結構高めの体温だな」と感じる方も多いのではないでしょうか。
現代の日本人の平均体温は、そこから約0.5〜1.0℃ほど下がったという調査結果も出ています。
冷たい飲み物を飲む機会が増えたり、エアコンの効いた室内にいることが増え、自分で体温を調整する機能が低下していたりすることなどが原因ではないかと言われています。
おすすめの温活の方法7選
ここからは、おすすめの温活の方法を具体的にご紹介していきます。
上記7つの温活の中から取り入れられそうなものを、ぜひ試してみてくださいね。
お風呂にじっくり浸かる

冷え切った身体を手っ取り早く温める一番の方法は、お風呂です。
外側からじんわりと身体を温め、リラックス効果も期待できるお風呂は、温活にぴったりです。
入浴時、42℃以上の高温のお湯よりも体温より少し高めの37〜40℃のぬるめのお湯に浸かることをおすすめします。
あまりに高温すぎると、心身が興奮状態になってしまうので、リラックス状態と反する状態になってしまいます。
また、入浴の時間中は、リラックスできるちょうど良いお湯の温度を保てると良いでしょう。
お湯の温度を保つためには、追い焚き機能や、風呂ふたの使用がおすすめです。
ボディハグシャワーなら、シャワーだけでも身体がぽかぽかに!

お風呂にゆっくり浸かりたいけれど、なかなかその時間が取れない方におすすめなのが、ボディハグシャワー。
全身を包み込むようにシャワーを浴びることができるので、手軽にしっかり温まることができます。
身体を冷やさないようにするためには、浴室の温度も重要
お風呂に浸かってせっかく身体を温めても、浴室が寒いとすぐに身体が冷えてしまいます。
温まった状態をなるべく保つために、浴室暖房(浴室換気乾燥暖房)で浴室の温度を調整することもおすすめです。
浴室の温度を快適に設定しておくことは、身体の冷え防止だけでなく、温度差によるヒートショックを防ぐことにも繋がります。
マッサージをする

身体をほぐすように肩や足などをマッサージしてあげることも温活の一つです。マッサージをすることで血行を促進させ、体温を上げることに繋がります。
また、身体の冷えに効くツボとして言われている、「大椎」(首筋の襟が当たる部分で骨が出ているところのすぐ下)や、「湧泉」(足裏の土ふまずのやや上で足の指を曲げた時にへこむ場所)などをマッサージしてあげるのも良いとされています。
定期的に運動をする

運動をして筋肉量を増やし、基礎代謝を上げることもおすすめです。
ウォーキングなど負担の少ないものでももちろんOKです。
また、インナーマッスルを刺激するヨガやストレッチもおすすめの温活です。
身体を温める食べ物や飲み物を摂取する

食事は1日3食しっかりと食べましょう。しっかりと食事を取ることで、血流が増え、体温が上がります。
また、身体を冷やさないためにも、冷たすぎる飲み物や食べ物はできるだけ避けましょう。
寝起きには、白湯などを飲み、身体をゆっくり温めてあげるのもおすすめです。
しょうがやシナモンパウダーなどのスパイスでアレンジするのも良いですね。
腹巻や靴下、マフラーなどを身に付ける

身体の中で特に温めて欲しいのが、3つの首、首元、手首、足首です。
血流の多い動脈が集まっているポイントを温めることで、さらに全身への血流を促進させます。
寒い冬には手袋やマフラーなどを身につけて温めましょう。
また女性は、子宮など臓器が集まるお腹の冷えにも気をつけたいです。触った時に冷たければ内臓が冷えているのかもしれません。腹巻きなどをして温めましょう。
サウナに入る

最近流行っているサウナも温活におすすめです。
サウナは100℃に近い温度で身体を温めるので、温熱効果が期待できます。
さらに、サウナと水風呂に交互に入ることで、血管の伸縮機能を促す効果もあり、血液の流れがよくなり身体の冷えの解消に繋がると言われています。
また、サウナと似た原理の温活には、温冷交代浴もあります。
水をたくさん飲む

十分な水分を摂取すると、体内が潤うだけでなく、代謝アップにも繋がります。
ただし、あまりにも多くの水分を摂りすぎると、逆に身体が冷えてしまうため、適度な量を心がけましょう。
冷える箇所によって、温活の方法を選ぶのもおすすめ!

身体の冷える箇所は、人によって様々です。
- 末端から冷えるタイプ
- 全身が冷えるタイプ
- 内臓から冷えるタイプ
上記3つのうち、まずは自分がどの「冷えタイプ」に当てはまるのかを知り、タイプにあった温活方法を選んで取り入れてみましょう。
末端から冷えるタイプ
指先や足先が冷たくなりやすいタイプ。
このタイプの方には、暖かい靴下やカイロなど温活グッズで冷えている部分を温めたり、足先や指先も含めてマッサージするなど、末端を意識した温活がおすすめです。
全身が冷えるタイプ
身体の一部というよりも全身が冷えるタイプ。
このタイプの方には、お風呂にじっくり浸かったり、ボディハグシャワーで温まったり、サウナに入るなど、全身をじんわりと温められる温活がおすすめです。
内臓から冷えるタイプ
身体の表面ではなく、胃腸など身体の内部から冷えるタイプ。
血流が悪くなってしまい、筋肉や内臓の働きが鈍くなってしまっているのかもしれません。
このタイプの方には、身体を温める食べ物や飲み物を摂取したり、インナーマッスルを鍛えるヨガやストレッチをしたりするのがおすすめです。
生活習慣を変えるのはすぐには難しくとも、食生活の見直しや、適度な運動習慣をつけるなど、生活を少しずつ見直していきましょう。
身体が冷えやすい人、冷えにくい人の違いは?
身体の冷えは、血流に大きく関係することは前述の通りです。
身体が冷えやすい人と冷えにくい人の違いは、筋肉量と脂肪量が関係しています。
筋肉は血管が多く通っていますが、脂肪は血管が少なくほとんど血流に関与しません。
そのため、筋肉量が多い人の方が、筋肉の活動量が多いので、血行が良いということになります。
筋肉量を増やして、血行を良くし身体の冷えを予防していきましょう。
身体の「冷え」を引き起こす原因

そもそも身体の冷えはどうして引き起こされるのでしょうか。
- 食生活
- 筋力・基礎代謝の低下
- ストレス
ここからは、身体の冷えを引き起こす主な原因3つについて詳しく解説します。
食生活
身体の冷えの原因の一つとして、食生活の乱れも関係しているとされています。
食べ過ぎてしまうと、消化のためにエネルギーを要するため、血液が胃腸に集中的に流れます。
そうすると、本来全身に流れている血液が一時的に不足状態になってしまうため、筋肉や他の器官への血液供給が少なくなり、熱が作られにくくなるため、身体の冷えに繋がってしまうのです。
また、血液中の成分を作るのに必要な鉄分や、血行促進の働きのあるビタミンが不足することを避けるためにも、バランスの取れた食事を心がけましょう。
筋力・基礎代謝の低下
筋肉量が少ないと、血行が悪くなってしまうのは前述の通りです。
身体を自ら温めるための熱を作り出すために筋肉量を増やし、筋力を鍛えて基礎代謝を上げていきましょう。
ストレス
ストレスを感じ続けると自律神経のバランスが乱れてしまうことにより血液循環をコントロールする機能が正常に働かなくなってしまい、血行不良に繋がると言われています。
ストレスを感じやすい現代社会では、適度にストレスを解消し、自律神経のバランスを整える工夫が必要です。
生理中は身体が冷える?温活で生理期間を少しでも快適に!

生理中は身体を温める役割の血液が「経血」となり、体外へ排出され、身体の冷えを感じる女性が多いです。
そのため、身体を温めることにより、生理中のつらさがやわらぐと感じる方も少なくないでしょう。
温活で身体を温めながら、生理期間をできるだけ快適に乗り切りましょう。
生理中でもお風呂に入って大丈夫?
生理中にお風呂に入ることを心配する人は多くいますが、入浴中は身体に水圧がかかり、経血は水中では排出されないとも言われています。
そのため、身体が冷えて不調を感じる時は、お風呂に浸かって温めることもおすすめです。
デリケートな時期なので、清潔なお湯で入浴することを心がけてくださいね。
生理中に湯船に浸かりたくない方におすすめの入浴方法
生理中に湯船に浸かりたくない方は多くいます。
ここからは、「生理中に湯船に浸かるのは気が引けるけど、それでもやっぱりお風呂に入りたい!」という方におすすめの入浴方法をご紹介します。
経血が不安な人は、タンポンを使って湯船に入るのもおすすめ
入浴時にタンポンを使用すると、お湯が体内に入ったり、逆に経血がお湯に漏れ出したりなどする心配がありません。
生理中でも安心してお風呂に入ることができます。
生理中にお風呂に入るのはどうしても嫌!そんな方には、ボディハグシャワーがおすすめ

「どうしてもお風呂に浸かるのは抵抗がある…。それでも身体をしっかり温めたい!」という方には、LIXILのボディハグシャワーがおすすめです。
シャワーに全身包まれることで、 通常のハンドシャワーと比べて温まりを実感でき、効率よく身体が温まります。
ハンドシャワーにはない気持ち良さや、浴びた後の身体の冷えにくさも魅力です。
また、お風呂に冷えた水を張って、ボディハグシャワーと組み合わせれば、ご自宅で簡単に「温冷交代浴」をすることもできます。
「冷え性なので浴槽に浸かりたいが、家族はシャワーで十分。自分だけのために湯をためるのは気が引けるけど、温まりたい…。」という方からも人気の、温活にぴったりのシャワーとなっています。
まとめ
身体の冷えの原因からメカニズムまで徹底的に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
冷え対策は、とにかく身体を冷やさず、温活をして体を温めることに尽きます。
温活の方法は複数ありますが、中でも日常生活の一部である入浴は、簡単に取り組めるものではないでしょうか。
温かいお風呂にゆっくり浸かって、温活の時間をぜひとってみてくださいね。